わきがからの重要なお知らせ

「先生、雑誌で見たのですが、エステでもワキガの治療はできるんですか?」こうした質問をされる患者さんは後を絶ちませんし、実際にエステでワキガ治療を受けた後、半年くらいでワキガが再発し、私のクリニックに駆け込んでくる女性も多い。 エステの広告などには、エステでワキガが治るようなことも書いてあるようですが、私たち専門の医師の立場から考えると、エステでワキガが治るかどうかには相当の疑問です。

エステでのワキガ治療というのは、おそらく高周波を使用した永久脱毛法(電気凝固法)のことを言っているのでしょう。 この高周波による永久脱毛法は、高周波電流によって毛根を固めてしまう方法です。
前述しましたようにアポクリン汗腺・皮脂腺は、毛根に開口部があって、毛穴から分泌物を排出しています。 そのためエステでは毛根さえ固めてしまえば、ワキガも臭わなくなるという論理で、ワキガが治るとしているところも多いようです。
しかし、この方法ではワキの下の毛を1本ずつ処理することになります。 ワキの下の毛は片方で約8000本ありますから、両方で1万6000回の処理が必要となるのです。
これでは相当時間もかかる作業になることでしょう。 しかも、針を毛根に正確に刺すには高度な技術が必要になります。
また、それだけの時間や費用をかけたとしても、結局、アポクリン汗腺そのものを焼くことはできず、効果はあまり期待できません。 アポクリン汗腺そのものを破壊できるほど強く焼いてしまうと、皮層表面の毛穴にヤケドを起こし、点状の跡を残してしまうことにもなります。
従って、高周波による永久脱毛法では、毛根は破壊されても、中のアポクリン汗腺が残ってしまうのです。 もちろん、ワキ毛に関係なく存在しているエクリン汗腺も取ることはできません。
また、多汗症を伴っている方の場合には、ワキの下がかえってジメジメしてしまうことがあります。 こうなると汗腺類は、破壊きれた毛根以外のほかの出口から分泌物を出すようになるため、ほどなくワキガが再発してしまうのです。
長い時間と高額の費用を使ってもワキガは施術前と同様に臭うようになり、そのうえワキ毛も再発してしまいます。 ほかにも、電極と薬品を同時に使用するイオントフォレーゼ療法やラジウム照射法などの方法がありましたが、どれも効果は期待できず、なおかつ危険を伴うため、現在では77ほとんど使われなくなっています。


ターゲットに応じた美容外科の定義の不明確な難しい言葉を使う文章は決してよい美容外科の文章だとは思いません。

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